顔のたるみの原因は皮膚の衰えではなく、加齢による脂肪の減少、つまり「痩け」にあることが近年分かりました。ボリュームが落ちた分だけ張り詰めていた皮膚にゆとりが生じ、皮膚も脂肪も下垂してしまうのです。
これに伴い、若返りにおいて世界で提唱されているのが、オージーカーブの重要性。オージーカーブとは、建築業界でも用いられる美しさの基準となるS字曲線で、若い頃の頬はその曲線を立体的に描いているからです。こうした概念から、3Dセルリフトは誕生しました。
-
若い頃は頬の高い位置にボリュームがありオージーカーブを描いているが、加齢で脂肪が減ると皮膚の張力が低下。皮膚は脂肪ごと下垂してオージーカーブは崩れてしまう。
皮膚の張力を高め、たるみを本来の位置に引き上げることで、立体的なオージーカーブが蘇り、若々しい印象に。
-
加齢で脂肪が減り、組織ごと皮膚がたるむ
糸で皮膚を持ち上げ、注入スペースを設ける
スペースに脂肪を注入し、自然な立体感を再現
これまでは、皮膚のたるみで生じるシワの解消だけに焦点が当てられていました。そのため、切開して皮膚を引っ張り上げる美容整形手術や、専用の糸を挿入してリフトアップを図る様々な施術が、今も頻繁に行われています。
しかし、若い頃の顔立ちを取り戻すために必要なのは、オージーカーブの再現なのです。シワを消そうとたるみを斜めに引き上げるだけでは、その立体感までは改善できません。それだけでなく、引きつった印象になったり、こめかみ周辺に引き上げた皮下組織が集まることで顔の幅が広がったりすることも。
その点3Dセルリフトは、吸収性の糸でたるんだ皮膚を引き上げ、本来ボリュームがあるべき位置に注入スペースを確保してから、脂肪注入でボリュームアップします。立体的な曲線の再現に重きを置いた施術なのです。